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名張毒ぶどう酒事件再審請求、死刑囚の異議棄却

 三重県名張市で1961年に女性5人が殺害された「名張毒ぶどう酒事件」の第8次再審請求で、名古屋高裁(木口信之裁判長)は9日、奥西勝死刑囚(88)が請求の棄却決定に対して申し立てた異議を棄却した。

 弁護団は決定を不服として、最高裁に特別抗告する。

 第8次請求でのこれまでの審理で、弁護団は、事件で使われた毒物は奥西死刑囚が自白した農薬のニッカリンTではない可能性があると主張。弁護団が請求の根拠として提出した、この主張に関する毒物の専門家の意見書など4点が、「新証拠」にあたるかどうかが焦点となった。

 意見書などはいずれも7次請求の最終審(特別抗告審)で提出さ れた証拠だったが、弁護団は「最終審で実質的な審査の形跡がみられない」として新証拠にあたるとした。しかし、同高裁刑事1部は昨年5月、「刑事訴訟法 上、同一の理由による再審請求は許されない」として請求を棄却。弁護団は同高裁に異議を申し立て、刑事2部で審理されていた。

2015年01月09日 10時28分 Copyright © The Yomiuri Shimbun