今日のニュース

気になったニュース

男性受刑者、安楽死へ…30年間収監で「苦痛」

 【ブリュッセル=三好益史】殺人や強姦(ごうかん)などの罪で30年間収監されているベルギーの男性受刑者に対する安楽死が、今月11日に実施される見通しとなった。

 地元紙などが伝えた。同国は安楽死を合法化しており、本人が希望していた。受刑者に対する安楽死は初めてとみられる。

 現地報道などによると、男性はフランク・ファンデンブリーケン受刑者(51)で、19歳の女性を暴行して絞殺、1980年代に婦女暴行を繰り返した。終身刑の判決を受け、同国北西部ブリュージュの刑務所に収監されているが、「耐え難い精神的な苦痛」を訴え、数年前から安楽死を求めていた。再犯の可能性から自らを「社会への脅威」として仮釈放も拒んでいた。

 ベルギーは2002年、オランダに次いで安楽死を合法化した。本人の意思のほか、複数医師の同意などが条件となっている。昨年9月、受刑者の訴えを受け入れ、同国法相も安楽死を認めていた。
2015年01月06日 11時51分 Copyright © The Yomiuri Shimbun