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センター試験に代わる新テスト導入答申…中教審

 中央教育審議会(中教審、安西祐一郎会長)は22日、知識偏重や1点刻みの大学入試を改めて思考力や判断力を問う内容に変え、高校・大学教育も抜本的に改革すべきだとの提言を、下村文部科学相に答申した。

 大学入試センター試験に代わる新たな大学進学テストの導入が柱で、最も早い場合、現在の小学6年生が高校3年になる2020年~21年初頭の実施を見込む。

 大学進学テストは、センター試験と異なり、記述式問題や英語の民間試験利用、コンピューターを使った複数回実施を想定しており、成績は1点刻みではなく段階別の評価で大学側に示す。実現すればセンター試験開始(1990年)以来の大改革となる。幼稚園から高校までの教育内容を見直す学習指導要領も入試改革を踏まえて行われる。だが新テストの内容の具体化はこれからで、高校や大学側からは不安や反発の声もあがっている。

 新たに提案されたのは、主に入試に利用する大学進学テスト「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」と、高校教育の定着を測る「高校基礎学力テスト(仮称)」の2種類。

 大学進学テストでは、従来の「教科型」に加え、数学と理科など複数の教科を合わせた「合教科型」や教科の枠を超えた「総合型」の出題も行い、年複数回の実施を想定。また、各大学が個別入試に使う成績はこれまでの1点刻みを改め段階別の表示で提供するとしている。

 高校基礎学力テストは、2、3年生の時に複数回受験でき、基礎的な学習の達成度を測る。高校での指導に役立てるほか、進学や就職での生徒の学力把握の一方法としても使用できる。
2014年12月22日 16時51分 Copyright © The Yomiuri Shimbun