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原因判明か…夏の水田近くでのミツバチ大量死

自然・環境 植物

 北海道と北東北3県で、水田地域に置かれた巣箱周辺で相次いでいるミツバチの大量死は、カメムシ防除用殺虫剤が原因である可能性が高いと、農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所(茨城県つくば市)などが発表した。

 同研究所の木村澄主任研究員は、「ミツバチが水田に近づかないようにする技術開発を進めたい」と話している。

 果物や野菜の花粉を運ぶミツバチは、2009年春に全国的に不足して問題となった。特に北海道と青森、秋田、岩手県の3県では、水田近くの巣箱周辺で夏にミツバチが大量死することが多く、原因究明が待たれていた。

 同研究所と農業環境技術研究所(同市)は、大量死の原因の一つとみられるカメムシ防除用殺虫剤に着目。2012年7、8月に北日本の水田周辺に置かれた415の巣箱やミツバチを観察したところ、100匹以上の大量死が24回確認された。

 死んだミツバチやミツバチが集めた稲の花粉の塊からは5種類の殺虫剤成分が検出された一方、病気やスズメバチに襲われた跡はなかった。

 木村主任研究員は、「ミツバチが殺虫剤にさらされる仕組みの解明や、稲よりも魅力的な花粉を与えてミツバチが水田に行かないようにする工夫などが大切だ」と話している。

2014年08月13日 15時07分 Copyright © The Yomiuri Shimbun