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韓国・セウォル号事故、実質的オーナーの変死体発見

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兪炳彦(ユ・ビョンオン)氏が指名手配された後の5月下旬、ソウル駅に設置されたテレビに映しだされた手配ポスターを眺める女性=AP

 韓国の旅客船セウォル号沈没事故をめぐり、捜査当局は22日、6月に南西部の全羅南道(チョルラナムド)・順天(スンチョン)市の梅畑で見つかった変死体のDNA型が、船の運航会社の実質的オーナー、兪炳彦(ユビョンオン)氏(73)と一致したと発表した。捜査当局は事故の全容解明を進めるため、兪氏を指名手配していた。

 捜査当局によると、変死体は6月12日午前に見つかったが腐敗がひどく、身元を確認できていなかった。国立科学捜査研究院でDNAを調べたところ、一連の捜査で採取していた兪氏のDNA型と一致した。今後は死因や死亡時期などを詳しく調べる。

 捜査当局は、不正経理で運航会社の財務状況が悪化し、セウォル号の安全に必要な投資が十分に行われていなかったとみて、運航会社と系列会社を捜査していた。兪氏については、商標権使用料や顧問料などの名目で会社の資金1291億ウォン(約129億円)を不当に得たとして、横領や背任の疑いがもたれていた。兪氏を指名手配し、兪氏が創設した新興宗教団体の施設に強制捜査に入ったほか、5億ウォン(約5千万円)の懸賞金をかけて、行方を追っていた。(ソウル=東岡徹

2014年7月22日10時00分 朝日新聞

 

セ号運航会社オーナーの遺体確認…自殺かは不明

 【ソウル=豊浦潤一】韓国警察は22日、韓国の旅客船セウォル号の沈没事故で、セ号の運航会社の実質的オーナーで、検察が5月に横領容疑などで指名手配していた兪炳彦ユビョンオン容疑者の遺体が韓国南部の全羅南道順天で発見されたと発表した。

 遺体は6月12日に、順天の梅畑で腐敗した状態で発見された。DNA鑑定と指紋の照合の結果、本人のものと一致した。自殺か他殺か不明という。

 兪炳彦氏は、運航会社「清海鎮海運」の実質的オーナー。捜査関 係者によると、兪氏一族には同社や系列会社から多額の金が明確な理由なく流れていた。セ号は貨物の過積載で利益を上げており、捜査当局は、兪氏が同社を私 物化したため財務状況が悪化し、安全と人的管理への投資が不十分になったことが、事故の一因とみている。

 検察は5月16日に兪氏の逮捕状を請求。裁判所は逮捕前の本人尋問のため5月20日に出頭するよう要請したが、姿を見せなかった。検察は5月22日、横領、脱税、背任容疑で逮捕状を取り、全国に指名手配していた。

2014年07月22日 09時52分 Copyright © The Yomiuri Shimbun