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ベネッセ流出情報:ジャストシステムが利用

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ベネッセコーポレーションの顧客情報が漏えいしたことに関して記者会見する(手前から)ベネッセホールディングスの原田泳幸会長兼社長とベネッセコーポレーションの小林仁社長=東京都中央区で2014年7月9日、喜屋武真之介撮影

 通信教育大手ベネッセホールディングス(岡山市)の顧客情報が大量に漏えいした問題で、通信教育事業を手掛けるソフトウエア会社「ジャストシステ ム」(徳島市)が、流出情報を利用してダイレクトメール(DM)を発送していたことが10日、複数の関係者への取材で分かった。ベネッセの顧客情報と知ら ずに東京都福生市の業者から名簿を購入したとみられる。

 ◇転売の名簿購入

 関係者によると、ベネッセが顧客からの問い合わせ内容を精査したところ、流出情報を利用したDMはジャスト社から送られたものだった。マンション名の表記方法などの情報が、ベネッセに登録された内容と一致していたという。

 福生市の名簿業者は、武蔵野市の業者から買った情報をジャスト社に売ったと認めたうえで「違法な手段は 全く使っていないし、ベネッセの顧客情報という認識はなかった」と説明。入手する名簿には、一般的に住所▽氏名▽生年月日▽電話番号−−などが掲載されて いるという。武蔵野市の業者は「他社から名簿を入手した。それ以上は答えられない」と語った。

 ジャスト社は1979年創業。文字変換や辞書の技術を開発し、パソコンに文字を入力するソフト「ATOK(エイトック)」やワープロソフト「一太郎」を生み出した。2012年から小学生向け通信教育「スマイルゼミ」を提供している。

 ベネッセは9日、顧客の子どもの氏名や住所など約760万件の情報が流出したと発表した。流出は最大で約2070万件に上る可能性があるとしており、相談を受けた警視庁が不正競争防止法違反容疑で捜査している。【斎川瞳】

毎日新聞 2014年07月10日 11時23分(最終更新 07月10日 13時28分)