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バス放火・略奪…ブラジル大敗に「恥ずかしい」

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準決勝のドイツ戦での大敗に、ぼう然とするブラジルサポーターら(8日、ブラジル・ベロオリゾンテで)=里見研撮影

 【リオデジャネイロ吉田健一】ブラジルが歴史的大敗を喫したサッ カー・W杯準決勝。決勝戦が予定されているリオデジャネイロでは、有名観光地コパカバーナ海岸に設置されたファンフェスタ会場にサポーター約3万人が集 結、ブラジルの決勝戦進出へ声援を送ったが、思いも寄らぬ試合展開に悲鳴が上がった。

 地元テレビなどによると、サンパウロクリチバでは、運行中のバスを止めて放火する事件が少なくとも7件発生。サンパウロではバス会社の車庫のバス約20台も放火されたほか、家電・家具販売店では、商品の略奪も起きた。

 リオデジャネイロのファンフェスタ会場では、断続的な雨にもか かわらず、会場に入りきれないサポーターが試合開始前から道路にあふれ、「ブラジル、ブラジル」の大声援が周辺を包んだ。カナリア色の代表ユニホームや国 旗を身にまとったサポーターたちは、2点差までは「まだまだ」「これからだ」と強気だったが、点差が広がるにつれて声援はトーンダウン。5点差でハーフタ イムに入った時には、1万人以上が会場を離れた。

 警備会社勤務のホベルト・シルバさん(42)は「これ以上見たくないから帰るよ。優勝は4年後の次の大会での宿題だ」と言葉少なだった。

 最後まで観戦した人たちも意気消沈した様子。自営業リリアネ・カマルゴスさん(29)は「リオで決勝を見たかった。サッカー王国といいながら、この負け方では世界のファンに恥ずかしい」とため息交じりに話した。

2014年07月09日 12時02分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
 

ブラジルぼうぜん「王国の恥」 ファン同士で殴り合いも

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ドイツに大敗し、涙を浮かべるブラジルのサポーター=上田潤撮影

(8日サッカーW杯ブラジル1―7ドイツ

 サッカー王国が、ぼうぜんとなった。

 エースのネイマール(22)をけがで、主将のチアゴシウバ(29)を出場停止処分で欠いたブラジルは、前半11分に先制点を許すと、23分にクローゼに2点目を決められた。集中力が途切れ、守備陣が棒立ちになる。ここから6分で、立て続けに3点を失った。

 スタンドでは泣き出すファンがいれば、つかみ合いや殴り合いを起こす人も。選手に向けた「くそったれ」コールも巻き起こった。会場近くに住む医師レオナルド・アラウージョさん(32)は「言葉もない。ブラジルは楽しみが少ない国で、サッカーが数少ない楽しみなのに……」。

 リオデジャネイロパブリックビューイング会場。ドイツが先制すると、「何をやっているんだ」とヤジが飛んだが、3点目以降は静まりかえり、放心状態のサポーターも。前半が終わると、約半数が会場を出た。会社員のレイトン・ホマンさん(31)は「こんな展開になるなんて。これ以上、ドイツのゴールを見たくない」と肩を落とし、家路についた。

2014年7月9日12時14分 朝日新聞