読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

今日のニュース

気になったニュース

セシウム吸着効果、ヒマワリの30倍で注目の草

 土木工事、緑化事業の「田中建設」(石川県能美市田中均社長)が、防草緑化事業で植栽しているヒメイワダレソウの放射性セシウム吸着効果について福島県南相馬市で調べたところ、ヒマワリの約30倍の吸収効果があったことが分かった。

 ヒメイワダレソウは雑草の抑制効果があり、春から秋にかけて小さな薄 紫色の花を咲かせる。同社はヒメイワダレソウを用いた緑化工法で、県建設新技術認定証を受けている。同社の工法を生かして東京電力福島第一原発事故の復興 支援ができないか探るために昨年8月~11月、南相馬市の5か所にヒメイワダレソウを植え、土壌中の放射性セシウムを吸収するか調べた。

 その結果、土中の放射性セシウムの64分の1を吸着したことが判明。2000分の1を吸着するとされるヒマワリの約30倍の吸収率で、繁殖力の強さを生かせば、表土を削るなどするより低コストで放射性セシウムを除去できる可能性があるという。

 研究では、アンモニウム肥料を用いれば吸着率が高まるとの結果も出たという。田中社長は「今年は生育の良い春から調べたい」と実用化につなげたい考えだ。

2014年05月05日 13時08分 Copyright © The Yomiuri Shimbun