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科学

深海生物、イソギンチャク丸のみ…撮影に初成功

サンゴノフトヒモの摂食行動(アクアワールド県大洗水族館提供) アクアワールド県大洗水族館(茨城県大洗町)は14日、深海をすみかとする貝の仲間「サンゴノフトヒモ」が、イソギンチャクを丸のみする映像の撮影に初めて成功したと発表した。 この映像を…

土星の衛星、生命存在の環境整う? 水素分子を検出

土星の衛星エンケラドスに接近する探査機カッシーニの想像図(米航空宇宙局〈NASA〉提供) 米航空宇宙局(NASA)は13日、土星の衛星エンケラドスの表面から噴き出したガス中から、微量の水素分子を検出したと発表した。表面を覆う氷層下にある海底…

できた! 夢のカーボンナノベルト 60年前に存在予言

カーボンナノベルトの分子構造のイメージ。6個の炭素原子でできた六角形の構造が環状につながっている(名古屋大提供) 6個の炭素原子でできた正六角形の構造が環状につながった新しい分子「カーボンナノベルト」の作製に、名古屋大学の研究チームが成功し…

土星衛星、地下の海に水素か…地球外生命に期待

探査機カッシーニが撮影した、エンセラダスから噴き出す水(NASAなど提供) 【ワシントン=三井誠】地球外生命が存在する有力な候補の一つとされる土星の衛星「エンセラダス」の地下の海に、細菌のエネルギー源にもなる水素分子が存在する可能性が高いと…

藤原定家が記した「赤気」はオーロラ 極地研などが解析

南極の昭和基地で撮影された赤いオーロラ=国立極地研究所提供 平安・鎌倉期の歌人、藤原定家が日記「明月記」に書きのこした「赤気(せっき)」がオーロラであることを裏付けたとする論文を、国立極地研究所や国文学研究資料館などのチームが米地球物理学連…

鳥から感染「オウム病」で妊婦2人死亡…国内初

インコやハトなどから感染する「オウム病」にかかった妊婦2人が、2015~16年に相次いで死亡していたことが日本産婦人科医会などの調べで分かった。 オウム病による妊婦の死亡が確認されたのは国内で初めてという。 オウム病は、主に病気にかかった鳥…

熊本地震前震の断層、3千年に1度の割合で活動

昨年4月に熊本地震が発生した日奈久ひなぐ断層帯(約81キロ・メートル)の一部は、平均すると約3000年に1度の割合で繰り返し地震を引き起こしていたという調査結果を、文部科学省の委託で産業技術総合研究所がまとめた。 今後、地震の発生確率の見直…

脳内で記憶の固定化、過程を解明…利根川教授ら

【ワシントン=三井誠】脳内で短期的な記憶が長期的な記憶に変わって固定化される過程を明らかにしたと、米マサチューセッツ工科大(MIT)の利根川進教授と北村貴司研究員らが7日付の米科学誌サイエンスに発表する。 研究チームは、箱の中に入れたマウス…

ブラックホール、初の直接観測に挑戦 国立天文台も参加

ブラックホール直接観測のイメージ ブラックホールを直接観測する試みを、国立天文台などの国際研究グループが5日から始める。世界7カ所にある望遠鏡を使って解像度を大幅に高め、これまで捉えたことがないブラックホールの撮影を目指す。 ブラックホール…

パーキンソン病患者iPS、ゲノム編集で修復

遺伝性パーキンソン病の患者から作製したiPS細胞(人工多能性幹細胞)を、遺伝子を効率よく改変できる「ゲノム編集技術」を使って修復し、正常な神経細胞に変えることができたとの研究成果を、慶応大と北里大などのグループがまとめた。 パーキンソン病の…

ブラックホール撮影計画、世界7か所で一斉観測

目に見えない巨大ブラックホールを世界7か所の電波望遠鏡でとらえる日米欧などの国際共同研究が、今月5日から始まる。 巨大ブラックホールの周囲にある円盤状のガスを一斉に観測することで、暗黒の天体の姿を浮かび上がらせる計画で、成功すれば、巨大ブラ…

鬼界カルデラに特大の溶岩ドーム 超巨大噴火後に形成か

鬼界カルデラの海底で、海中ロボットが撮影した溶岩ドームの一部(神戸大海洋底探査センター提供) 約7300年前に超巨大噴火が起きた九州南方の海底にある「鬼界カルデラ」(直径約20キロ)に、直径約10キロの溶岩ドームがあると、神戸大などのグルー…

福島第一2号機で湯気、発熱する溶融燃料からか

東京電力は30日、福島第一原子力発電所2号機の原子炉格納容器内部を撮影した映像を解析した結果、容器の底部で立ち上る湯気を確認したと発表した。 炉心から溶け落ち、発熱し続ける溶融燃料から生じている可能性があるという。溶融燃料そのものは確認でき…

早期大腸がん、9割超発見…血液中の物質量分析

質量分析計(左)を使って行う検査 島津製作所(京都市)が開発した高精度の質量分析計を使い、早期の大腸がんを9割以上の高い確率で発見できる検査方法を開発したと、神戸大や同社などの研究チームが発表した。 年内にも京都市内の病院で一般の受診者に試…

他人のiPS細胞で初の移植…目の難病患者に

神戸市立医療センター中央市民病院で、他人のiPS細胞から作製した網膜の細胞を加齢黄斑変性の患者に移植する栗本康夫・眼科部長(28日午後、同病院提供) 他人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作製した網膜細胞を、目の難病「加齢黄斑変性かれいお…

髪の毛で分かる花粉症…金属濃度の違いで発症

花粉症の症状がある人は、髪の毛に含まれる微量の金属の濃度に変化があるという研究成果を、近畿大のチームが27日、仙台市で開かれた日本薬学会で発表した。 花粉症に将来なりやすいかどうかを、血液などを使わず、髪の毛から判定する簡易検査に利用できる…

お酒が弱い女性、年を取ると骨折リスク 慶応大など調査

お酒が弱い女性は、年を取ると骨が折れやすくなることが、慶応大などの研究チームの調査でわかった。女性は閉経後に骨粗鬆(そしょう)症になりやすいが、アルコールの分解にかかわる遺伝子の働きが弱いとさらにもろくなる可能性があるという。27日付の英…

海底火山ベヨネース列岩で噴火警報…船舶注意

気象庁は24日、伊豆諸島の青ヶ島から南南東約65キロ・メートルにある海底火山「ベヨネース列岩」に噴火警報を発表した。 小規模な噴火が発生する可能性があり、船舶に注意を呼びかけている。 海上保安庁が同日昼、上空から海面が変色しているのを確認し…

論文数減少「日本の科学研究が失速」…英誌警鐘

日本の科学研究が失速している――。 英科学誌ネイチャーは、日本の科学研究の現状をまとめた23日の別冊で、そうした分析結果を発表した。日本の研究者による論文数は最近5年間で8%減少するなど停滞が著しく、同誌は「今後10年で成果が上がらなければ、…

1号機汚染水内の画像公開…燃料は確認できず

福島第一原発1号機の格納容器内でロボットが撮影した汚染水の中の画像。ポンプのバルブがさびているように見える(18日、国際廃炉研究開発機構提供) 東京電力は19日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉格納容器内にたまった汚染水の中の画像を公開し…

「ソメイヨシノ」はどこからやって来たのか

日本の春を象徴する花、ソメイヨシノ(森林総合研究所提供) 桜の開花が待ち遠しい季節になった。桜の中でも公園などで私たちが花見を楽しんでいるのは、ほとんどがソメイヨシノで、北海道から九州まで全国で一番広く分布している。そのソメイヨシノの生い立…

化石の「たまり場」か、福井で過去最多の発掘

発掘した化石についてレプリカを使って説明する東洋一・特別館長(左)と柴田正輝研究員(勝山市の県立恐竜博物館で) 福井県立恐竜博物館は、勝山市北谷町杉山で行った今年度の恐竜化石発掘調査で、単年度で過去最多という3000点以上の脊椎動物の化石を…

手術少ない病院、死亡率2・6倍…食道がん

手術件数が少ない病院で食道がん手術を受けた患者の死亡率は、件数が多い病院で受けたケースに比べ2倍以上高いことが、日本食道学会研究班の全国調査でわかった。 病院の診療チームの経験の差が影響したものとみられる。 食道がんの手術は、近接する肺や心…

南海トラフ地震、広域避難は最大145万世帯に

マグニチュード9級の南海トラフ巨大地震が起きた場合、居住する市区町村を離れて広域避難を余儀なくされる世帯が、最大で約145万6000世帯に達するとの試算を、文部科学省の委託研究として東京大や名古屋大の研究チームがまとめた。 東日本大震災の際…

地球はありふれた星か 39光年の彼方に7姉妹

米航空宇宙局(NASA)は2月、地球と同じくらいの大きさの太陽系外惑星を一度に7つも見つけたと発表した。そのうち3つの惑星は地球と同じように海が存在する可能性があるという。今回は数の多さだけでなく、近い将来に実際に惑星に水が存在するかを観…

核融合発電に向け重水素実験開始…歓声・抗議も

モニターに映し出された重水素のプラズマ 核融合発電の実用化を目指す基礎研究をしている自然科学研究機構・核融合科学研究所(岐阜県土岐市下石町)は7日、核融合発電の実用化に必要な1億2000万度の超高温を実現するため、重水素を使った新しい実験を…

セシウム、キノコ胞子で再飛散か 健康に影響ないレベル

キノコ胞子によるセシウム再飛散の流れ 東京電力福島第一原発の事故で放出された放射性セシウムの一部が、野生のキノコで濃縮、胞子に蓄えられて大気中に再び飛散している可能性が高いことが、気象庁気象研究所や茨城大、金沢大などの調査でわかった。人体へ…

核融合研、7日から新実験 根強い反対、15年以上遅れ

重水素実験を行う大型ヘリカル装置(核融合科学研究所提供) 大きなエネルギーを生み出す核融合を利用した発電を目指し、岐阜県土岐市の核融合科学研究所が、7日から新たな実験を始める。基礎研究段階だが、安全への懸念から住民の反対運動が起こり、実験開…

「あかつき」カメラ故障、主要任務の観測難しく

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日、金星探査機「あかつき」の大気観測用カメラ2台の電源が入らなくなり、観測を中止したと発表した。 あかつきの主要な任務である金星の大気状態の観測は難しくなった。 故障した2台は赤外線カメラで、昨年12月9…

なぜ?体が透けて骨が丸見え…不思議カレイ展示

通常のヌマガレイ(左)と比べ、体が透けて背骨や内臓が見える透明ヌマガレイ(2日、浅虫水族館で) 青森県営浅虫水族館で、体が透けて骨が見える「透明ヌマガレイ」が展示されている。 同館によると、ヌマガレイの表面は通常黒茶色だが、透明ヌマガレイは…

夏の南極大陸で17・5度…史上最高気温を観測

【ジュネーブ=笹沢教一】世界気象機関(WMO)は1日、南極半島北端にあるアルゼンチンのエスペランサ基地で、南極大陸内の気温としては史上最高となる17・5度を観測したと明らかにした。 観測されたのは2015年3月24日で、専門家委員会が観測記…

アトピー新治療薬、かゆみ抑える効果を確認 京大など

日本で開発されたアトピー性皮膚炎の新しい治療薬について、かゆみを抑える効果が、日米欧での臨床試験(治験)で確認された。京都大の椛島健治教授(皮膚科学)らの国際研究グループが2日、米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発…

廃炉「人類始まって以来の困難な課題」…鈴木氏

長崎大学核兵器廃絶研究センター長の鈴木達治郎氏と立命館大准教授の開沼博氏が2日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉作業や地元の復興をテーマに議論した。 鈴木氏は、40年かかるとされる廃炉作業の見通しにつ…

民間人2人、来年にも月を周回…すでに前払い金

スペースXが月旅行を目指して開発中の新型宇宙船「ドラゴン2」の想像図(同社提供) 【ワシントン=三井誠】米民間宇宙企業スペースX社は27日、来年にも民間人の乗客2人を有料で月の周回軌道に打ち上げる計画を発表した。 米メディアによると、同社は…

新宇宙船、有人で初飛行?トランプ氏意向で

NASAが開発中の新型宇宙船オリオンの想像図(NASA提供) 【ワシントン=三井誠】米航空宇宙局(NASA)は24日、開発中の新型宇宙船「オリオン」を載せる大型ロケット「SLS」の最初の打ち上げの際に、飛行士2人を乗せることを検討していると…

3Dプリンターで神経再生、細胞から管状組織

人の皮膚の細胞を材料に作られた管状の組織(京都大学付属病院提供) 細胞を集めて体の様々な組織を人工的に作る「バイオ3Dプリンター」の技術で、人の細胞からラットの末梢まっしょう神経を再生したと京都大などのグループが発表した。 けがをした人の神…

39光年先、7惑星に生命?表面に水の可能性

見つかった惑星の一つの想像図。海が存在する可能性もある(NASAなど提供) 【ワシントン=三井誠】地球から約39光年(1光年は約9兆4600億キロ・メートル)先の宇宙で、生命を育む可能性がある7個の惑星が見つかったと、米国や欧州などの国際チ…

ダウン症のチンパンジー、2例目 京大研究グループ確認

ダウン症と確認されたチンパンジーのカナコ(平田聡京都大教授提供) 京都大野生動物研究センターの施設「熊本サンクチュアリ」(熊本県)に、ダウン症のチンパンジーがいることを、平田聡・京大教授(比較認知科学)らのグループが確認した。21日、専門誌…

脳卒中死亡リスク、納豆で3割減 血管詰まりを防ぐ酵素影響か 岐阜大

納豆をふだんよく食べる人はそうでない人に比べ、脳卒中で亡くなるリスクが約3割低いとする調査結果を岐阜大のチームがまとめ、米国の臨床栄養学の雑誌で報告した。納豆に含まれ、血管が詰まるのを防ぐ作用がある酵素などがかかわっている可能性がある。 岐…

犬の心が分かる…かも 大阪府立大、心拍を手がかりに

犬の心が分かる…かも 大阪府立大、心拍を手がかりに 犬のストレス度を測る方法 ペットの犬に装着したセンサーで「心の状態」を測定――。そんな手法を開発したと大阪府立大が発表した。感じているストレスの度合いを心拍を測定して読み取るという。18日、日…

小型ロケット打ち上げ再挑戦へ「失敗許されぬ」

小型ロケット「SS520」(1月9日、鹿児島県肝付町で) 宇宙航空研究開発機構(JAXA=ジャクサ)は17日、今年1月に失敗した小型ロケット「SS520」の打ち上げに再挑戦する方針を明らかにした。 JAXAの奥村直樹理事長が記者会見で発表し…

調査ロボット、炉心直下の観察できず…回収断念

東京電力は16日、福島第一原子力発電所2号機に本格的な自走式調査ロボットを投入したが、堆積物の影響などで動きが鈍くなり、炉心直下の観察はできなかった。 ロボットの回収は断念し、遠隔操作のためのケーブルを切断した。再調査の見通しは立っていない…

人工衛星104個、同時放出に成功 インドのロケット

インド宇宙研究機関(ISRO)は15日、打ち上げたロケットから104個の人工衛星を順次放出し、軌道に乗せることに成功したと発表した。ISROによると、これだけ多数の衛星の同時放出は世界的に前例がないという。 人工衛星の大半は平均で重さ6キロ…

ゲノム編集で出産、米で条件付き容認報告書

【ワシントン=三井誠】米科学アカデミーなどは14日、遺伝子を効率よく改変する「ゲノム編集」の技術を受精卵などに応用し、遺伝子を改変した子どもを作る治療を条件付きで容認する報告書を発表した。 AP通信によると、報告書は米国の政策を決めるもので…

肉食べると妊娠中うつになりやすく、抑制には?

大豆製品や魚介類、ヨーグルトを多く食べた妊婦は、少ない妊婦に比べ、妊娠中にうつ症状になる割合が6~7割に抑えられることが、愛媛大の三宅吉博教授(疫学)らの研究でわかった。 一方、牛肉や豚肉などに含まれる飽和脂肪酸の摂取量が多い妊婦は、うつ症…

宇宙誕生の謎、有力仮説覆す 京大理学部20人卒業研究

加速器を使った実験に取り組む学生たち=川畑貴裕・京都大准教授提供 京都大理学部の4年生ら約20人が卒業研究として取り組んだ物理実験の結果に、注目が集まっている。宇宙の始まりとされる「ビッグバン」の理論に残る大きな課題、「宇宙リチウム問題」に…

超小型ロケット打ち上げ失敗、電線ショート原因

ミニロケット「SS―520」4号機の1月の打ち上げの様子。その後、海に落下した(鹿児島県肝付町) 今年1月に宇宙航空研究開発機構(JAXAジャクサ)の超小型ロケット「SS520」が打ち上げに失敗した原因について、JAXAは13日、通信機器と電源…

江戸時代の3メートルの望遠鏡を発見

新たに見つかった岩橋家の望遠鏡(9日、射水市新湊博物館で) 江戸後期から明治中期にかけて精度の高い望遠鏡を手がけ、国内に普及させた岩橋家(現在の大阪府貝塚市)の初代岩橋善兵衛(1756~1811年)が製作した望遠鏡が、富山県射水市新湊博物館…

2号機格納容器推定650シーベルト…過去最高

東京電力は9日、福島第一原子力発電所2号機の原子炉格納容器内で、毎時650シーベルト(速報値)の高い放射線量が推定される場所が見つかったと発表した。 カメラの映像のノイズから分析した。1月末の映像から推定した530シーベルトを上回り、過去最…

月 誕生諸説、決め手なし 巨大衝突説に矛盾→複数衝突説

月の誕生を巡る諸説 地球の衛星である月。短歌などの芸術作品でも親しまれ、誰にとっても身近な存在だ。しかし、その起源となると諸説あるもののどれも決め手とは言えず、謎のまま。1月には新説も登場したが支持を得られるか。誕生を巡る研究の最前線を報告…